古い家の不動産売却が難しい理由と対策方法とは？

不動産売却において、築年数のたった古い家は売却が難しいと言われています。
しかしポイントを押さえておけば、売却が困難な物件であっても売れる可能性が高まります。
そこで古い家の売却が難しい理由と、解決方法を確認していきましょう。

古い家の不動産売却が難しい理由

古い家は築年数の経過により、設備が劣化したり改築・増築しにくかったりするため売却が難しいと言われています。
また現在の新耐震基準は、1981年6月1日以降に建築確認された建物に適用されています。
したがって旧耐震基準で建築された古い家は、現行の基準を満たしていない恐れがあり敬遠されがちです。
また容積率や建ぺい率の問題で、建て替えの際は既存の建物より狭い家しか建てられない可能性があるのも、不動産売却が難しいとされる理由のひとつです。
このほか立地がよくなかったり、日照条件や周辺環境に問題があったりするなど、建物以外の要因で売れにくい場合もあります。

不動産売却が難しい古い家を売る方法

不動産売却が難しい古い家でも、いくつかの売却方法があります。
たとえば古い家を専門に扱っている不動産会社に依頼すれば、古民家を中心に探している人へアプローチできます。
また築30年未満の古民家とは呼べない住宅の場合は、リフォームやリノベーション済み物件として不動産売却する方法を検討しましょう。
なお工事にかかった費用は、必ずしも売却価格に上乗せできるとは限らない点に注意してください。
このほか、次のような売却方法が考えられます。

古家付き土地として売る

古い家を残したまま、不動産売却する方法があります。
通常、土地の購入には住宅ローンを利用できません。
しかし建物があれば買主は住宅ローンを組んで購入できるため、売れる可能性が高まります。
ただし売却価格は、建物の解体費や整地費を見込んで安くなるのが一般的です。

古い家を解体して売る

更地にして不動産売却すると、買主にとっては建物を解体する手間が省けるため成約に至る可能性が高まります。
また建物の管理が不要になるため、放火や忍び込みなどのトラブルに巻き込まれるリスクも少なくなるでしょう。
ただし更地にすると固定資産税が6倍になるので、長期間売れないと税負担が増大する点に注意してください。

まとめ

古い家を不動産売却するときに知っておきたい、売れにくい理由や売却方法について解説しました。
築浅の物件と比較して難しい点はあるものの、工夫すれば売却できる可能性が高まります。
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